第２回東京こころフェス

ある研究によると、
自ら死を選んだ人の多くが
「衝動が高まってから10分以内」に行動していたといいます。
たった10分の間に、手の届く場所に“手段”があったかどうか。
それが生死の分かれ道になるのです。

本展示では、実例や自殺対策研究の結果をもとに
「実際に死を選んでしまった患者さん」の部屋を再現します。
（多くのエピソードから共通する要素を集めたものです）
これは「特別な誰かの話」ではありません。
重度のうつになったり、絶望してしまうと、
誰だって実行してしまうリスクがあるのです。
万が一の状況を避けるために、ぜひ参考になれば幸いです。

うつ病になると「周囲の人から批判されている、孤立している」という
『被害妄想（被害念慮）』を感じることが多く、
会場では実際にうつ病の患者さんが感じた思考を掲載しております。

「うつ病になるとどんなふうに感じるようになるのか？」
心のSOSを疑似的に体験し、自身や周りの方々の
『心の不調に気づくきっかけ』になれば幸いです。

「生きるのをやめたい」と考えた方々の
実際のエピソードを展示します。

自殺の理由は人によって様々です。
あなたが何とも思わない出来事でも、
誰かにとっては耐えがたい傷になることがあります。
この展示が、誰かの苦しみを理解し、
支えになるきっかけとなれば幸いです。

10〜20代の死因第1位は
『自殺』です。
「死にたい理由展」のあとに続くこの展示では、
「自殺をやめて生きようと思った理由」を紹介します。
実際に悩みながらも前を向いた人々のリアルな声を通じて、
生きる希望を感じてください。

「私は違う、依存症なわけない。」――それは本当でしょうか？
依存症は決して遠い存在ではなく、私たちのすぐそばにあります。
この展示では「依存症の当事者から見た世界」を再現。
同じ景色でも、依存の有無でまったく違う世界に見える。
その違いを、ぜひ体感してください。

大人気Xアカウント「昔の芸術をつぶやくよ」が
東京こころフェスとコラボレーション！
絵画を中心とした豊富な古典文化の知識で
「恐怖」と「癒し」の絵画をご紹介いたします。

展示数20作品。
ぜひお立ち寄りください！